お知らせ | 前橋miraie鍼灸整骨院

首を鳴らすと生じる症状、病気

首にコリを感じるとつい首を鳴らしてしまう人はいるのではないでしょうか。
しかし、首を鳴らすのは、身体にとって良くない影響を及ぼします。
首を鳴らすことのリスクを避けつつ、首周りの不快感を緩和できる方法をご紹介します。

首を鳴らす危険な理由

首を鳴らすのが危険な理由は、首を鳴らすことで神経を傷つけてしまうおそれがあるからです。
日常的に首を鳴らしていると首の関節が緩むこともあります。
その結果、緩んだ関節を保護するために周りの靭帯が固まり、ひいては首全体が固まっていくことに。
いわゆるムチ打ちと同じ状態になり、日常生活に支障をきたすこともあります。

首を鳴らすことで生じる症状

1.首の痛み
首に痛みが生じると、首を鳴らすことによる無理な動きが神経にまで影響を及ぼしている可能性があります。
関節の可動域が狭くなり、首の動きが悪くなることもあるので注意が必要です。

2.頭痛
頭が締め付けられるような痛みを感じることや、後頭部が常に痛いなどの症状が出ることもあるでしょう。
偏頭痛が引き起こされることもあり、不快な症状が長く続くことも考えられます。

3.手のしびれ
首周りの神経を傷めることによって起こる、脊髄症状や神経根症状と呼ばれるものです。
首から手指にかけて放散するような痛みが出たり、上肢の筋力低下が起きたりするケースもあります。

4.めまい
めまいのほかに、ふらつきや目の前が暗くなる、ものが二重に見えるなどの症状が出ることもあります。

首を鳴らすこと生じる病気

1.脳卒中、脳梗塞
首の骨(頸椎)には椎骨動脈と呼ばれる血管が走っています。
首を鳴らすことで物理的な刺激が加わり続けると、椎骨動脈に傷がついて血栓ができることも。
血栓がはがれて血流に乗り、脳の血管に詰まって脳梗塞や脳卒中を引き起こすおそれがあります。
首を鳴らすことは1トン近くの衝撃を受けることと同等のものとされており、想像以上に体へ負担をかける行為です。
椎骨動脈は簡単に傷がついてしまうので、首の鳴らしすぎは避けましょう。

2.変形性頸椎症
首を鳴らした衝撃に骨が耐えようとすることで椎間が狭まり、骨が出っ張って骨棘と呼ばれるトゲのような形に変化します。
骨棘は周りの脊髄や神経根を圧迫し、血流障害が生じてさまざまな神経症状を引き起こします。
現れる症状として、首から手指にかけて放散する痛み、手指のしびれ、上肢の筋力低下などが挙げられます。
加齢によって生じる病気でもありますが、無理な首の動きが変形性頸椎症を引き起こすこともあるため、注意が必要です。

首を鳴らさないための対策

[筋肉を温める]

首のコリを感じたら首周りの筋肉を温め、ほぐしてあげるのがおすすめです。
手軽にできるのがホットタオルを使う方法です。軽く濡らしたタオルを電子レンジで1分ほど温め、
首から肩に温めたタオルをかけて筋肉をほぐしていきます。タオルは時間が経つと冷めてしまい、
長時間乗せたままにするとかえって体が冷えてしまうので注意しましょう。
また、冬場の外出時はマフラーをすることや、首元が暖かい衣類を着るなど首肩周りを冷やさないことが大切です。

[肩甲骨のストレッチ]

わきの下の痛い所を反対側の手でつかみ、そのまま肩甲骨を後ろに回します。
または、肩に手を乗せた状態で10回程度肩甲骨を回すのも効果的です。

[首のストレッチ]

首のストレッチも、首コリの解消に期待ができます。特に、首の横にある斜角筋をストレッチしてほぐしてあげると良いでしょう。
1.右手を左側頭部に添える
2.右手で頭を倒し、左側の首筋を伸ばす
3.息を吸いながらゆっくりと戻す
4.反対側も行う
手の重みだけで行うように意識し、余計な力を入れないようにするのがポイントです。

首の後ろを重点的にストレッチすると、頸椎に圧をかけて動きを改善する効果を期待できます。
1.両手指をうなじより上、首の中央から左右1cmほどの部分に置く
2.指で圧をかけながら、ゆっくりと上を向く
3.3〜5回繰り返す
4.指の位置を上下にスライドさせ、同じ動作を繰り返す

上を向くとき、真上を向くまで首をそらさないよう気を付けてください。

[デスクワーク時の姿勢改善]

スマートフォンやパソコンを見る機会が多い方は、画面をのぞき込むような形で首が前に傾きがちです。
長時間にわたって首の前屈姿勢をとらないように心がけましょう。
30~60分に一回のペースで5分間程度の休憩を挟むのがおすすめです。窓の外の景色など、できるだけ遠くを眺めることを意識して、
目もしっかり休ませておくようにしましょう。
休憩中余裕がある方は肩を上下させる、バンザイをする、肩回しをするなどの簡単な動きを少しでも取り入れるだけで凝りが多少緩みます。

まとめ

首を鳴らすことで一時的に首の動きが良くなったように感じますが、鳴らし続けていると不快な症状や大きな病気につながることもあります。
首を鳴らさないためにも日頃から首や肩を冷やさないことやこまめにストレッチをすることが大切です。
当院ではポキポキと音を鳴らす施術は行いませんので安心して施術を受けて頂けると思います。


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この記事を書いた人

前橋miraie鍼灸整骨院
院長 土屋龍一
前橋miraie鍼灸整骨院の院長の土屋龍一です。当院ではあなたの健康と美しさをサポートいたします。痛み改善に特化しているのはもちろん、美容整体など、女性のキレイを応援する整骨院です。地域の皆様の健康を全力でサポートしていきたいと思っております。