腱鞘炎は放置すると悪化する?
「スマホを触る時親指が痛い」「仕事をする時手首が痛い」などの症状でお悩みではないでしょうか?
その症状はもしかしたら腱鞘炎かのうせいがあります。
腱鞘炎は、手や指を頻繁に使う人に多く発症し、放置すると悪化することもあります。
しかし、早めの対処で痛みを軽減し、再発を防ぐことができます。
今回は腱鞘炎の症状や原因などについてご紹介します。
腱鞘炎とは

骨と筋肉をつなぐ腱と腱鞘がこすれ合って炎症を起こす病気です。
特に親指や手首に多く発症し、手を使うたびに痛みを感じることが特徴です。
○腱鞘炎の代表的な種類
- ドケルバン病:親指側の手首に炎症が起こり、親指を動かすと痛みを感じる。
- ばね指(弾発指):指の付け根が腫れたり、曲げ伸ばしの際に
「カクン」と引っかかるような動きになる。
腱鞘炎の症状
○手首や指の痛み
指を動かしたときや物を持ち上げたときに、鋭い痛みを感じる。
特に親指の付け根や手首に多い。
○腫れや熱感
炎症が進むと、手首や指の付け根が腫れたり、
触ると熱を持っているように感じることがある。
○指のひっかかり(ばね指の症状)
指を伸ばすときに「カクン」と引っかかる感じがする。
症状が悪化すると、指が完全に曲がったまま伸びなくなることもある。
○力が入りにくい
物をつかんだり、細かい作業をするときに、指や手首に力が入らず、握力が低下する。
腱鞘炎の原因
○手や指の使いすぎ

スマホの操作、パソコン作業、料理、楽器演奏など、
手首や指を頻繁に使う人は腱鞘炎になりやすい。
○ホルモンバランスの変化

妊娠中や産後、更年期の女性はホルモンの影響で腱が弱くなり、
炎症を起こしやすくなる。
○加齢による影響
40代以降になると、腱や腱鞘が硬くなり、炎症が起こりやすくなる。
特に更年期の女性に多い。
○過去に手の怪我や手術歴がある
以前に手をケガしたり、骨折や手術をした経験がある人は、腱鞘炎のリスクが高まる。
腱鞘炎の治療法
○保存療法
- 安静・固定
手首や指を使いすぎないように、テーピングやサポーターで固定する。 - 冷却・温める
炎症が強いときは冷やし、慢性的な痛みには温めて血流を良くする。 - ストレッチ・リハビリ
指や手首の可動域を保ちつつ、無理なく動かすことで症状を改善する。 - 鍼灸整骨院などでの施術
手や指の使い方を見直し、筋肉のバランスを整えることで、腱鞘炎の根本改善を目指す。
○手術療法
保存療法で改善しない場合や、日常生活に大きな支障が出る場合は、手術が選択される。
腱鞘を切開して腱の動きを改善する手術が一般的。
腱鞘炎を予防するには?
[スマホやパソコンの使用時間を見直す]
長時間同じ動作を続けないようにし、適度に休憩を入れる。
[指や手首のストレッチを習慣にする]
簡単なストレッチを取り入れて、腱や筋肉を柔軟に保つ。
[サポーターやテーピングを活用する]
手首に負担がかからないよう、適度に固定する。
[定期的に鍼灸整骨院などでメンテナンスを行う]
手首や指の使い方を見直し、負担を軽減するために専門家のケアを受ける。
まとめ
最近では、どの世代でもスマホやパソコンを頻繁に使用するため、誰にでも腱鞘炎になる可能性はあります。
「指や手首を使いすぎた痛みだから…」と言って、痛みを我慢すると症状の悪化につながります。
できるだけ手首や指に負担をかけないようにしましょう。
日柄からストレッチや整骨院などに行きケアすることが大切です。
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